【タイプ別に網羅】採用代行の料金相場!費用対効果や人材紹介との比較

採用代行サービスの導入を検討されている企業の皆様、料金相場が気になりませんか?

採用代行は、企業の採用業務を外部のプロフェッショナルに任せることができる便利なサービス。しかし、サービスの種類や内容によって料金が大きく異なるため、予算計画を立てる際に頭を悩ませる方も多いはずです。

本記事では、採用代行の料金相場について、サービスのタイプ別に詳しく解説していきます。人材紹介サービスとの比較や費用対効果についても触れていきますので、最後までご覧ください。

目次

採用代行の相場一覧表

採用代行の料金相場は、サービスの種類や委託する業務の範囲によって異なります。以下の表で、主なサービスタイプごとの料金相場をまとめました。

サービスタイプ初期費用月額費用成功報酬
スポット型0~30万円なし採用人数×30~50万円
業務委託型30~50万円30~100万円採用人数×20~40万円
プロジェクト型50~100万円100~300万円採用人数×15~30万円

※金額は一般的な相場であり、企業規模や募集職種、採用予定数などによって変動する可能性があります。

なお、これらの料金体系について、次の項目から詳しく解説していきます。

採用代行の料金システムは3つ

採用代行サービスの料金システムは、大きく分けて3つのパターンがあります。企業の採用ニーズや予算に応じて、最適な料金システムを選択することが重要です!

それでは、各料金システムのメリット・デメリットを表でまとめてみましょう!

料金システムメリットデメリット
月額課金制・毎月の支払額が一定で予算管理がしやすい・採用人数に関係なく一定額なので、大量採用時はコストメリットが出やすい・長期的な採用計画を立てやすい・採用が少ない月でも一定額の支払いが必要・契約期間の縛りがあることが多い・小規模採用の場合はコスト高になりやすい
従量課金制・利用した分だけの支払いで無駄がない・採用活動の繁閑に合わせて柔軟に対応できる・小規模採用向きで初期コストを抑えられる・採用数が多い場合はコストが膨らむ可能性がある・毎月の支払額が変動するため予算管理が難しい・スポット対応のため、一貫した採用戦略が立てにくい
成果報酬制・採用が決まらなければ費用が発生しない・成果に応じた支払いで費用対効果が分かりやすい・採用代行会社のモチベーションが高くなる・成功報酬額が高めに設定されることが多い・採用プロセスを急ぐあまり、質の低下につながる可能性がある・採用が決まるまでの活動内容が見えにくい

これらの料金システムは、企業の採用規模や目的によって、それぞれ適した使い方があります。

例えば、年間を通じて継続的な採用を行う企業であれば月額課金制が、繁忙期だけの採用なら従量課金制が、採用にかかるリスクを抑えたい場合は成果報酬制が向いているでしょう。

また、これらの料金システムを組み合わせて提供しているサービスも増えています。

例えば、基本料金は月額制で、採用が決まった場合に追加で成功報酬が発生するようなハイブリッド型の料金体系です。

自社の採用ニーズに合わせて、最適な料金システムを選択しましょう!

【タイプ別】採用代行の費用相場

採用代行の費用は、依頼する業務の範囲や採用したい人材の特性によって大きく変動します。

ここでは、主なタイプ別に費用相場を詳しく解説していきます!

依頼業務ごとの費用相場

業務の内容や範囲によって、必要な費用は大きく異なってきます。

そのため、採用業務を「ノンコア業務」と「コア業務」に分けて、それぞれの費用相場を紹介したいと思います!

ノンコア業務のみ依頼すると月5万円〜

ノンコア業務とは、採用活動において重要ではあるものの、企業の採用判断に直接関わらない事務的な業務を指します。

具体的には以下のような業務が該当します

・応募者からの問い合わせ対応

・書類選考の受付処理

・面接日程の調整

・合否連絡の実施

・各種データ入力や管理

これらの業務は比較的定型的で、工数も予測しやすいため、月額5万円程度からサービスを利用できるケースが多いです!

コア業務まで依頼すると月15万円〜

コア業務とは、採用活動の中核を担う重要な業務です。

より専門的なスキルと経験が必要となるため、費用は上昇します。

主な業務例としては下記のようなものがあります!

・面接官へのトレーニング実施 

・スカウトメッセージの作成と配信

 ・応募者の選考サポート

 ・採用基準の策定支援

さらに、採用計画の立案まで依頼する場合は、月額30万円以上になることもあります!

これには以下のような業務が含まれます

・中長期的な採用戦略の策定 

・採用予算の設計

 ・採用手法の選定と実行計画の立案

雇用形態ごとの費用相場

雇用形態によって応募状況や選考にかかる工数が異なるため、費用も変動します。

正社員の採用は特に慎重な選考が必要となり、それだけ費用も高くなる傾向にあります。

正社員の場合は月10万円〜

一般的に正社員採用は応募率/通過率が低くなりやすく、より丁寧な選考プロセスが求められます。

そのため、月額10万円以上からがスタート価格となることが多いです。

アルバイトの場合は月5万円〜

選考プロセスが比較的シンプルで、応募から採用までの期間も短いため、費用を抑えることができます!

相場感としては5万円〜程度で利用出来ます!

業務委託の場合は月5万円〜

業務委託もアルバイトと同様、正社員採用と比べて選考プロセスがシンプルなため、費用は抑えめです。

しかし求めるスキルが専門性が高いものの場合などは、費用が上がりやすいです!

新卒・中途ごとの費用相場

新卒と中途の費用は以下の要因で費用が変動しますすることが多いです!

・採用予定人数

 ・求める人材の専門性や経験値

 ・採用業務の依頼範囲 

・選考プロセスの複雑さ

スキルの専門性などなく、同じだけの人数を採用したい。ということであれば、新卒も中途も費用相場はあまり変わりませんが、中途の場合はより即戦力の人材を求められやすいため、費用が上がりやすいです!

職種ごとの費用相場

職種も市況により、費用相場が大きく異なります!

基本的には「希少性が高い職種」、「ハイレイヤー」の採用は費用が高く、「一般職」の採用は費用が安価となります。

それぞれの違いについても紹介をしていきます!

エンジニアやハイレイヤー職は高め

専門性の高い人材をターゲットとする際は、採用難易度が大きく上がるため、相場は高めになります。

そのため費用も通常の1.5倍〜2倍ほどを考えておといいでしょう

費用が上がりやすい理由の詳細としては以下です!

・市場価値の高い人材が対象

 ・専門的な知識を持った採用担当者が必要 

・スカウティングなど積極的なアプローチが必要 

・選考プロセスが複雑になりやすい

事務・営業職などは比較的安価

一方で一般的な事務職や営業職は、以下の理由で費用を抑え安い傾向にあります!

・応募母数が比較的多い

 ・選考基準が明確

 ・選考プロセスが標準化しやすい

 ・必要なスキルの判断がしやすい

採用代行の費用対効果は?

依頼する業務により大きく異なる。

・ノンコア業務の場合→事務担当の時給+事務担当の採用にかかった費用が削減できるコスト。

・コア業務までの場合→上記に加えて広告の費用対効果が上がる。仮に広告の費用対効果が150%になるとすれば、その費用対効果上昇により削減できた広告コストも加えて総合的に削減できるコストとなる。

採用代行の費用対効果は、委託する業務の範囲によって大きく変わってきます。具体的なケースごとに、どのようなコスト削減効果が期待できるのか、詳しく見ていきましょう。

■ノンコア業務のみを委託した場合

ノンコア業務のみを依頼した場合は、自社で採用担当をおいた際の以下のような工数の削減が期待できます!・採用事務担当者の人件費 例:時給1,500円×8時間×20日=月24万円 

・採用事務担当者の採用コスト (求人広告費、研修費用、社会保険料など) 

・事務作業スペースの確保にかかる費用 

・採用管理システムの導入・運用費用

採用代行のノンコア業務は月額5万円程度からのため、社内で採用事務担当者を雇用するよりも大幅なコスト削減が可能です!

■コア業務まで委託した場合

コア業務まで依頼をした際は、ノンコア業務委託による削減効果に加えて、以下のような効果が期待できそうです!

  1. 採用広告の費用対効果向上

 ・プロによる求人原稿の作成 

・適切な求人媒体の選択 

・効果的なスカウト施策の実施

例えば、広告の費用対効果が50%向上(150%)した場合は、

月間の採用広告費が100万円なら、 同じ採用効果を得るために必要な広告費:約67万円 →約33万円の広告費削減が可能

  1. 採用力の強化による効果 

・適切な人材要件の設定 

・効果的な面接プロセスの構築 

・採用基準の明確化

これらにより「採用のミスマッチ低減」「早期離職の防止」 「採用にかかる時間の短縮」なども期待できます!

このように、採用代行の活用によって、直接的なコスト削減だけでなく、採用の質の向上や業務効率化といった付加価値も得られます。

ただし、これらの効果を最大限に引き出すためには、自社の採用ニーズや課題に合わせて、適切な業務範囲と代行会社を選択することが重要です!

採用代行と人材紹介のどちらを選ぶべき?

採用代行と人材紹介は、どちらも外部の力を借りて採用を進める手法ですが、特徴が大きく異なります。それぞれのメリットを理解し、自社の状況に合わせて選択することが重要です!

時間をかけられるなら採用代行

採用代行は、採用にかかる実務的な負担を減らすことができますが、以下のような採用プロセス自体の時間は従来通り必要となります。

・採用要件の設計

 ・求人原稿の作成と掲載

 ・応募者の受付

 ・書類選考

 ・面接実施

 ・内定出し

しかし、以下のようなメリットがあります!

・採用コストを抑えられる

・自社の採用基準をしっかり反映できる

・じっくりと候補者を見極められる

・採用ノウハウが社内に蓄積される

手間をかけず早く採用したいなら人材紹介

人材紹介は、すでにデータベースに登録されている求職者の中から、条件に合う人材を紹介してもらえます。そのため、募集から応募までの時間を大幅に短縮できます!

そのためメリットしては以下のようなものがあります!

・即戦力となる人材の採用が可能

 ・募集から応募までの時間が短縮 

・厳選された候補者のみの紹介 

・スピーディーな採用が実現

ただし、費用面では以下のような注意点があります!

・成功報酬として年収の30%程度が相場 (例:年収400万円の人材を採用する場合、120万円の手数料) ・複数名の採用が必要な場合はコストが大きく膨らむ ・紹介手数料の価格交渉の余地は少ない

採用代行と人材紹介の違いは理解できましたでしょうか?

どちらのサービスを選ぶか?は以下のポイントを参考にするといいでしょう!

採用代行を選ぶケース

 ・採用コストを抑えたい

 ・継続的な採用を予定している

 ・自社の採用基準を重視したい

 ・採用ノウハウを社内に蓄積したい

人材紹介を選ぶケース

 ・急ぎの採用案件がある 

・即戦力が必要 ・採用にかけられる工数が限られている 

・採用コストよりもスピードを重視したい

採用代行と人材紹介は、両刀使いも可能なので、予算によっては「即戦力が必要なポジションは人材紹介」で、「新卒採用は採用代行」でというように、目的に応じて使い分けることも効果的です!

採用代行サービスの費用を安く抑える方法

採用代行サービスは、活用方法によってはコストを大幅に抑えることができます。ここでは、費用を抑えるための具体的な3つの方法をご紹介します。

BPOサービスを利用する

採用業務の中でも定型的な作業は、採用専門の代行会社ではなく、一般的なBPO(業務委託)サービスの利用を検討してみましょう。

メリット:

 ・時給単価を抑えられる

 ・必要な時間だけピンポイントで利用可能

 ・他の一般事務と合わせて委託できる

活用例: 

・応募者データの入力作業 

・適性検査の集計 

・選考関連の資料作成

 ・各種連絡業務

依頼範囲を絞る

面接官代行などコア業務は自社で行い、日程調整や書類選考などノンコア業務だけを外注するなど、採用業務を「自社でやるべきこと」と「外注できること」に分けて、依頼範囲を絞ることでも採用代行サービスの利用費用を抑えることが可能です!

自社で行うべき業務の例:

・採用方針の決定

・面接の実施

・最終的な採用判断 

・オファー条件の交渉

外注を検討できる業務の例:

・応募者の書類受付 

・適性検査の運用 

・面接日程の調整 

・選考結果の通知

このように業務を切り分けることで、本当に必要な部分だけを外注し、費用の最適化を図ることができます!

複数社を比較検討する

採用代行業者によって価格設定や得意分野が異なるため、相見積もりで費用を抑えられる場合がある。

採用代行会社によっても費用感が異なることがあります!

以下の点で大きな違いが発生することがあるので、各社比較をしてみるのもいいでしょう!

違いが発生しやすいポイント

・価格設定の方式 

・得意とする職種や業界 

・提供できるサービスの範囲 

・実績やノウハウの蓄積

比較のポイント

・初期費用の有無 

・月額費用の内訳 

・成功報酬の計算方法

・契約期間の縛り

・オプションサービスの料金

最低でも3社程度の相見積もりを取ることで、費用面での交渉の余地が生まれます。

また、各社の強みを把握することで、自社のニーズに最も合った、コストパフォーマンスの高いサービスを選択できます。

ただし、単純な価格の安さだけで選ばないよう注意が必要です。採用の質を落としてしまっては本末転倒となってしまいます。費用対効果を総合的に判断し、自社に最適なサービスを選びましょう。

採用代行に依頼するメリット3つ

採用代行サービスの活用には、主に以下の3つのメリットがあります。

これらのメリットを理解し、自社の採用活動に最大限活かしましょう!

採用活動の品質が上がる

採用のプロフェッショナルが加わることで、採用活動全体の質が向上します。具体的には以下のような改善が期待できます!

求人原稿の質の向上

・応募者の心理を理解した魅力的な原稿作成

・必要なスキルや経験の明確な記載

・自社の強みを効果的にアピール

応募者対応の改善

・迅速で丁寧なコミュニケーション

・適切な情報提供による応募者体験の向上

・選考プロセスの透明性確保

結果として:

・応募者の質の向上

・選考から内定までの歩留まり改善

・採用のミスマッチ防止

総合的にはコスト削減につながる可能性がある

一見すると費用が発生する採用代行ですが、以下のような要因で総合的なコスト削減が実現できます!

広告費の最適化

・適切な求人媒体の選定

・効果的な出稿タイミングの設定

・ターゲットに合わせた広告運用

スカウト施策の効率化

・質の高いスカウトメッセージの作成

・適切な候補者の選定

・返信率の向上

工数の削減

・事務作業の効率化

・選考プロセスの最適化

・採用業務の標準化

採用ノウハウが学べる

採用代行会社との協業を通じて、以下のような採用ノウハウを自社に蓄積できます!

採用戦略の立案方法

・市場動向の分析手法

・採用計画の策定プロセス

・予算配分の考え方

選考スキルの向上

・効果的な面接テクニック

・選考基準の設定方法

・評価指標の作り方

採用業務の効率化

・業務フローの最適化

・必要書類の整備

・採用管理の体系化

これらの知見は、将来的に自社で採用活動を行う際にも活かすことができます。また、採用代行との協業期間中に、自社の採用担当者の育成も並行して進めることで、より効果的なノウハウの蓄積が可能となります!

採用代行に依頼するデメリット3つ

採用代行サービスには、先ほど説明したメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。これらのリスクを理解した上で、適切な活用方法を検討する必要があります!

高額なコストがかかる

採用代行サービスの費用は、一般的なBPOと比較すると割高になりがちです!

費用面での課題

・月額固定費の負担が重い

・成功報酬が加算される場合も

・契約期間中は費用が継続的に発生

コスト比較例

・採用代行:月額15万円~

・一般事務BPO:月額5万円~

特に定型的な業務については、一般事務のBPOサービスで十分対応可能なケースも多いため、業務内容を精査してから依頼範囲を決めることをおすすめします。

内定辞退率が悪化するリスクがある

採用代行に過度に依存すると、応募者とのコミュニケーションに課題が生じる可能性があります。

主なリスク

・企業文化や職場の雰囲気が十分に伝わらない

・応募者の本音を把握しきれない

・入社後のギャップが大きくなる

特に以下の場面で問題が起きやすい

・面接の代行

・内定者フォローの外注

・会社説明会の完全委託

対策として

・重要な接点は自社で担当

・事務的な業務のみ外注

・応募者との直接的なコミュニケーション機会は確保

想定していた人材が取れない恐れがある

採用代行会社と自社の認識にずれが生じると、期待する人材を採用できない可能性があります:

ミスマッチが起きる原因

・求める人物像の認識の違い

・業務内容の理解度の差

・企業文化の伝え方のギャップ

これらのデメリットを最小限に抑えるためには以下のポイントに注意をしましょう!

依頼範囲の適切な設定

・コア業務は自社で実施

・外注する業務を慎重に選択

・段階的な業務移管

綿密なコミュニケーション

・定期的な情報共有の場を設定

・選考基準の明確化

・フィードバックの仕組み作り

モニタリングの実施

・選考状況の確認

・応募者の反応分析

・費用対効果の検証

これらのデメリットは、採用代行会社の選定や運用方法を工夫することで、ある程度軽減することが可能です。自社の状況や課題に合わせて、最適な活用方法を検討していきましょう!

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この記事を書いた人
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