貿易事務代行サービスおすすめ7選!選び方・料金相場やフリーランスとの違い

海外との取引を始めたいけれど、複雑な手続きや書類作成に不安を感じていませんか。
輸出入に関わる業務は専門知識が必要で、通関手続きから物流管理まで多岐にわたる作業が発生します。

そんな時に頼りになるのが貿易事務代行サービス。

近年、グローバル化の進展により中小企業でも海外展開の機会が増えています。しかし、貿易実務の経験がない企業にとって、一から貿易部門を立ち上げるのはコストと時間の両面で大きな負担となるでしょう。

この記事では、信頼できる貿易事務代行サービス7社の特徴や強みを詳しくご紹介します。

また、手間のかかる貿易事務をプロフェッショナルに依頼することで、新規雇用するよりも人件費を削減しながら、コンサルタント付きの専門的なサポートを受けられる日本エキスパートホールディングス株式会社のBPOサービスもぜひご検討ください。

また、本メディアを運営する「ちょいサポ」は手間のかかる専門的な事務作業をコンサルタント付きで代行するBPOサービスを展開しています。

専門事務に強いプロフェッショナル人材が支援をする「ちょいサポ」を利用することで、以下のようなメリットがあります。

  • 「営業事務」「経理事務」「人事事務」など、通常の事務代行では対応しきれない領域も依頼できる
  • 新たな人員を採用するほどでもない業務でも、必要なときに時間指定でご依頼できる
  • 必要な時間分の人件費しかかからないため、新規雇用よりも人件費を削減できる

「事務を捌く人員が欲しいが、新規で採用するほどではない」「採用では間に合わない・コストが高い」という場合にはぜひご相談ください。

目次

貿易事務代行サービスのおすすめ7選

貿易事務代行サービス選びの参考として、以下の7社をピックアップしました。

  • ちょいサポ – 中小企業向けの柔軟なサポート
  • フェネトル・パートナーズ – 世界各国対応の豊富な実績
  • なみき事務所 – 個人事業主にも対応する親しみやすさ
  • 興安貿易オフィス – 実務経験に基づく専門サービス
  • コカトレーディング – きめ細やかな対応力
  • 貿易のColor – 現地法人活用の一貫サービス
  • SBSリコーロジスティクス – 大手企業向けノウハウの活用

ちょいサポ

ちょいサポ

日本エキスパートホールディングス株式会社が提供するちょいサポは、中小企業の多様なニーズに応える貿易事務代行サービスです。

10種類以上の専門事務に対応しており、貿易実務だけでなく経理や総務などの幅広い業務をワンストップで依頼できます。

専任のコンサルタントが付くため、貿易初心者でも安心してスタート可能。業務の進捗状況や課題について定期的にアドバイスを受けられるのも魅力です。新規雇用と比較して人件費を大幅に削減できるため、コストパフォーマンスを重視する企業にとって理想的なソリューションといえるでしょう。

フェネトル・パートナーズ

フェネトル・パートナーズ

フェネトル・パートナーズは、アジア、中東、オセアニア、ヨーロッパ、北米、南米、アフリカまで世界各国での貿易業務に対応する代行サービス会社。豊富な海外ネットワークを活かし、輸出入に必要な現地および国内での規制調査から申請業務まで一括サポートします。

特に中小企業で社内に専任スタッフを置けない場合の心強い味方。貿易相手との窓口業務から各種申請、貿易実務まで幅広く代行してくれます。対象地域の広さと実績の豊富さが同社の大きな強みです。

なみき事務所

なみき事務所

司法書士なみき事務所/行政書士&国際貿易Nmk事務所は、中小企業および個人事業主向けの貿易事務代行に特化したサービス。通関書類作成から原産地証明書の取得まで、必要な手続きを丁寧にサポートしてくれます。

多言語対応により専門用語への不安を解消できるのもポイント。代表者の豊富な経験とノウハウを活かし、各種取引に柔軟に対応します。料金体系も明確で、初回は15,000円、2回目以降は10,000円と利用しやすい価格設定になっています。

興安貿易オフィス

興安貿易オフィス

興安貿易オフィスは、実務経験豊富なスタッフによる専門的な貿易事務代行を提供。特に通関手続きや輸送手配における細やかな対応に定評があります。

クライアントの業種や取引規模に応じて最適なソリューションを提案。長年の実績に基づく信頼性の高いサービスが特徴です。複雑な貿易規制にも精通しており、安心して業務を任せられる体制が整っています。

コカトレーディング

コカトレーディング

コカトレーディングは「貴社のまごの手のような役割を果たしたい」をモットーに、きめ細やかな貿易実務代行サービスを展開。海外との交渉から受発注、決済、通関、国内外運輸まで一連の貿易実務を包括的にサポートします。

同社の強みは、単なる翻訳や通訳にとどまらない気配りの行き届いたビジネス英語でのコミュニケーション。海外の商習慣を熟知したスタッフが、クライアントと海外取引先の良好な関係構築をお手伝いします。小ロットや少額取引にも対応してくれるため、中小企業にとって使いやすいサービスです。

貿易のColor

貿易のColor

貿易のColor合同会社は、中国やインドネシアなどの現地法人を活用した一貫性のある貿易代行サービスが特色。現地ネットワークを駆使することで、他社を圧倒する廉価な料金と充実したサポート内容を実現しています。

多国籍スタッフによる語学サポートも充実。中国貿易権を活用した対中貿易サポートでは特に強みを発揮します。マーケティングから契約締結まで幅広くサポートしてくれるため、海外進出を本格的に検討している企業におすすめです。

SBSリコーロジスティクス

SBSリコーロジスティクス

SBSリコーロジスティクスは、長年にわたりリコーグループ向けに貿易業務代行サービスを提供してきた実績を持つ企業。そのノウハウを活かした高品質なサービスを様々な業種業態の企業に展開しています。

輸出では受注から船積み、買取まで一括対応し、輸入では納品先との連絡から経理データ提供まで包括的にサポート。三国間貿易にも対応しており、複雑な仲介貿易の煩雑さも解消してくれます。大手企業で培ったノウハウを求める企業に最適なサービスといえるでしょう。

貿易事務代行サービスの選び方

貿易事務代行サービスを選ぶ際は、自社の事業規模やニーズに合わせた選択が重要です。主な選択肢として以下の3つのパターンがあります。

  • コスト重視の小規模事業者ならフリーランス
  • 周辺業務までまとめて頼むならBPO
  • 物流までまとめて任せたいなら総合支援系

コスト重視の小規模事業者ならフリーランス

個人事業主や小規模事業者で、できるだけコストを抑えたい場合はフリーランスの貿易実務者への依頼が選択肢になります。通関士や貿易実務経験者が個人で代行サービスを提供しているケースです。

フリーランスの最大のメリットは料金の安さ。法人と比較して諸経費が少ないため、書類作成や手続き代行を比較的安価で依頼できる場合があります。また、個人対個人のやり取りとなるため、柔軟な対応を期待できることも。

ただし注意点もあります。個人事業のため、急な病気や事故などで業務が止まるリスクがあること。また、複雑な案件や大量の業務には対応しきれない可能性も考慮する必要があるでしょう。

継続的なサポート体制についても事前に確認しておくことが大切です

周辺業務までまとめて頼むならBPO

貿易事務だけでなく、経理や総務などの周辺業務もまとめて外注したい場合は、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスが適しています。

複数の専門業務を一社で対応してもらえるため、窓口の一本化によるコミュニケーションコストの削減が可能です。

BPOサービスの強みは、専門コンサルタントによる継続的なサポート体制。貿易業務に不慣れな企業でも、段階的にノウハウを蓄積しながら業務を進められます。また、業務量の変動にも柔軟に対応してもらえるため、繁忙期と閑散期の差が大きい企業にとってメリットが大きいでしょう。

費用面では個別に各業務を外注するより総合的にコストを抑えられる可能性があります。ただし、全ての業務を一社に依存することになるため、サービス提供会社の選定は慎重に行う必要があります。

物流までまとめて任せたいなら総合支援系

通関手続きから物流手配まで、貿易に関わる全ての業務を一括で任せたい場合は、総合支援系のサービスが最適
大手物流会社が提供する貿易代行サービスなどがこれに該当します。

総合支援系の最大の特徴は、国際輸送から国内配送まで一気通貫でサポートしてもらえること。複数の業者との調整が不要になるため、スケジュール管理が格段に楽になります。また、物流ネットワークを活用したコスト削減効果も期待できるでしょう。

一方で、サービス内容が包括的である分、料金は高めに設定される傾向があります。また、特定の地域や商品に特化した細かなニーズには対応しきれない場合も。

自社の取引規模や頻度を考慮して、投資対効果を慎重に検討することが重要です。

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貿易事務代行サービスに依頼できること一覧

貿易事務代行サービスでは、輸出入に関わる幅広い業務を専門スタッフに任せることができます。主要な業務内容は以下の通りです。

業務分野詳細内容
インボイス・P/Lなど輸出入書類の作成商業送り状(インボイス)や梱包明細書(パッキングリスト)など貿易必須書類の作成代行。記載ミスによるトラブルを防止
通関申告と税関対応の代行輸出入申告書の作成から税関提出まで一括サポート。関税計算や必要書類準備も含む
国際輸送ルート選定・物流手配・追跡管理商品特性や納期に応じた最適輸送手段の提案と手配。航空便・海上便の使い分けでコスト削減も実現
海外取引先との英語メールや価格交渉代行ビジネス英語での円滑なコミュニケーションと文化を理解した交渉により、有利な取引条件を獲得
L/Cなど決済条件の管理・為替リスク対応信用状(Letter of Credit)管理から為替予約まで、国際取引特有の決済リスクを専門知識で管理
原産地証明や各種許認可の申請サポート商工会議所での原産地証明書取得や商品別の輸出入許可申請手続きを代行
国際契約書レビューとリスク管理強化取引条件確認から法的リスク洗い出しまで専門的視点でサポート。契約不備によるトラブルを未然防止

貿易事務代行会社の料金相場

貿易事務代行サービスの料金は、依頼する業務内容や取引規模によって大きく変動します。適切な予算計画を立てるため、主要な業務カテゴリー別の料金相場を確認しておきましょう。

書類作成なら5万円〜/式

インボイスやパッキングリスト、原産地証明書などの貿易書類作成は、5万円から10万円程度が一般的な相場

この価格帯には、基本的な書類一式の作成費用が含まれています。

ただし、取り扱う商品が複雑な場合や特殊な許可が必要な品目では、追加調査や特別な書類作成が必要となり、費用が上乗せされることも。また、初回取引では書式設定やフォーマット作成に時間がかかるため、2回目以降より高めの設定になる場合が多いでしょう。

急ぎの案件では特急料金が発生することもあるため、余裕をもったスケジュールで依頼することがコスト削減のポイントです。

通関手続きなら2万円~/件

通関申告や税関対応の代行は、1件あたり2万円から5万円程度の料金設定が主流。この費用には通関書類の作成から税関への申告、必要に応じた追加対応までが含まれています。

料金の幅が広いのは、輸送手段や取引相手国によって手続きの複雑さが異なるため。例えば、規制の厳しい国への輸出や特殊な商品の通関では、より多くの書類作成や調整が必要となり、それに応じて料金も高くなる傾向があります。

また、関税計算や税務処理が複雑な案件では、別途専門費用が発生する可能性も。事前に見積もりを取得し、含まれる業務範囲を明確にしておくことが重要です。

物流手配は5万円~/月

国際輸送の手配から追跡管理まで含む物流サービスは、月額5万円から20万円程度の料金体系が一般的

この価格帯では、輸送契約の締結から業者選定、スケジュール管理までの包括的なサポートを受けられます。

月額制の場合、一定の取引量を前提とした料金設定になっているため、取引頻度が高い企業ほどコストパフォーマンスが良くなる仕組み。逆に単発の取引では、1回あたり10万円前後の個別料金が適用されることが多いでしょう。

物流手配の料金は輸送距離や貨物量、緊急度によって大きく変動するのが特徴。定期的な輸出入を行う場合は、年間契約により割引を受けられる可能性もあるため、中長期的な計画で検討することをおすすめします。

フリーランスと代行会社の違いは?

貿易事務代行を検討する際、フリーランスの貿易実務者に依頼するか、法人の代行会社を選ぶかで迷う企業も多いでしょう。それぞれの特徴を理解して、自社に最適な選択肢を見つけることが重要です。

  • フリーランスはコストが安いがリスクが大きい
  • 代行会社は物流・通関などフルで頼みやすい

フリーランスはコストが安いがリスクが大きい

フリーランスの貿易実務者に依頼する最大のメリットは料金の安さ

法人と比較して固定費や諸経費が少ないため、書類作成や手続き代行を比較的安価で依頼できます。また、個人対個人のやり取りとなるため、柔軟な対応や細かな要望にも応えてもらいやすいのが特徴です。

一方で、フリーランスは病欠・ばらつきリスクありという大きな課題があります。個人事業のため、担当者が急病や事故に見舞われた場合、業務が完全にストップしてしまう可能性が高いでしょう。代替要員がいないため、納期に影響を与えるリスクは無視できません。

さらに、フリーランスの場合は個人のスキルや経験に依存するため、サービス品質にばらつきが生じやすいのも注意点。複雑な案件や大量の業務には対応しきれない場合もあり、事業規模が拡大した際に乗り換えを検討する必要が出てくる可能性があります。

代行会社は物流・通関などフルで頼みやすい

法人の代行会社を選ぶメリットは、組織力を活かした安定したサービス提供にあります。

複数のスタッフが在籍しているため、担当者の病欠や退職があっても業務継続に支障をきたすリスクが低いのが大きな強み。

また、代行会社では物流・通関などフルで頼みやすい環境が整っています。通関業者や国際輸送会社との幅広いネットワークを持っているため、書類作成から実際の物流手配まで一貫してサポートしてもらえるでしょう。複数の業者とのやり取りを一本化できるため、コミュニケーションコストの削減にもつながります。

品質面でも、社内での教育体制やマニュアル整備により一定水準のサービスを期待できるのが代行会社の特徴。継続的な改善活動や最新情報の共有も組織的に行われているため、長期的なパートナーシップを築きやすい環境が整っています。

ただし、法人としての固定費や利益確保の必要性から、フリーランスと比較すると料金は高めに設定される傾向があります。また、大手の代行会社では小規模案件への対応が難しい場合もあるため、自社の取引規模に応じた選択が重要になるでしょう。

貿易事務の代行なら「ちょいサポ」

貿易事務の外注をお考えなら「ちょいサポ」をご検討ください。

日本エキスパートホールディングス株式会社が運営する「ちょいサポ」は、貿易事務から各種バックオフィス業務まで、幅広い業務支援を月額2.5万円から利用できる総合的なサービスです。

「インボイスやパッキングリストの作成に時間がかかりすぎる」「通関手続きが複雑で社内では対応しきれない」「海外取引先との英語でのやり取りに不安がある」といったニーズに対応し、月10時間・1ヶ月から柔軟にサポートが可能。貿易書類作成だけでなく、通関申告サポートや海外取引先との連絡業務、輸送手配など、貿易実務を支える様々な作業をワンストップで提供しています。

「ちょいサポ」のサービス開始以来、「貿易事務の専門人材を確保したいが採用が困難」「海外展開を始めたいが貿易実務のノウハウがない」といった課題を抱える多くの企業様からご相談をいただいています。

こうしたお悩みに対して、「ちょいサポ」では貴社の取引規模や商品特性に合わせたオーダーメイドサポートを提供。貿易事務から各種バックオフィス業務まで、300社以上の事業推進を支援してきた経験豊富な専門スタッフがコンサルタント付きで対応します。貿易業務における事務作業の効率化をご検討の方は、「ちょいサポ」へお気軽にご相談ください。

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    この記事を書いた人
    遠山 那由他
    人材派遣・BPO運営支援コンサルタント

    大手イベント施工会社にて、大型展示会・企業ブースの施工・運営ディレクションを多数手がけた後、2021年に独立。
    以降、営業事務や展示会運営における人材手配・BPO領域で豊富な経験を持ち、上場企業・行政・大手メーカーなどへの支援実績多数。業務設計から人材アサイン、当日の運営マネジメントまで一気通貫で対応可能。営業支援や管理部門代行など、人手不足に悩む企業の現場を支える実務家として活動中。

    運営会社:日本エキスパートホールディングス株式会社
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