振込代行は月50件〜の処理に最適!メリット・おすすめ会社を紹介

毎月の支払い業務に追われて、本来の業務に集中できない。

そんな悩みを抱えている経理担当者の方は多いのではないでしょうか。

特に取引先への支払いが月50件を超えるような企業では、振込作業だけで膨大な時間を要してしまいます。

そこで注目されているのが「振込代行サービス」です。
このサービスを活用すれば、煩雑な支払い業務から解放され、より重要な業務に時間を割けるようになります。

本記事では、振込代行の基本から具体的なメリット、おすすめの会社まで詳しく解説。経理業務の効率化を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

振込代行とは支払業務を外注できるサービス

振込代行とは、企業の支払い業務を専門会社に委託できるサービスのことです。

具体的には、取引先への代金支払いや従業員への給与振込などを、外部の専門業者が代わりに行ってくれます。

従来の支払い業務では、経理担当者が以下のような作業を行う必要がありました。

  • 請求書の内容確認
  • 振込先口座の確認
  • 銀行窓口やATMでの振込手続き
  • インターネットバンキングでの入力作業
  • 振込完了の確認・記録

これらの作業を振込代行サービスに任せることで、経理部門の負担を大幅に軽減できるのが最大の特徴。

振込手数料も一般的に安く設定されており、人件費の削減効果と合わせて、総合的なコスト削減も期待できるでしょう。

【結論】月50件以上の振込なら利用がおすすめ

振込代行サービスの導入を検討する際、最も重要な判断基準は「処理件数」です。

結論として、月50件以上の振込処理を行っている企業であれば、振込代行の利用をおすすめします。

例えば、1件あたりの振込処理に10分かかると仮定すると、50件で500分(約8.3時間)もの時間を要することになります。
これは実質1日分の労働時間に相当。

この時間を他の重要な業務に振り向けることができれば、企業の生産性は格段に向上すると考えられます。

また、処理件数が多いほど人的ミスのリスクも高まります。
支払い先を間違えたり、金額を誤入力したりといったトラブルは、企業の信頼失墜につながりかねません。
専門業者に委託することで、こうしたリスクを大幅に軽減できます。

一方で、月20件程度の少ない処理件数の場合は、代行手数料との兼ね合いを慎重に検討する必要があります。

自社で処理する時間コストと代行費用を比較し、最適な選択を行いましょう。

振込代行を利用するメリット

振込代行サービスの導入により、企業は様々な恩恵を受けることができます。

ここでは、特に注目すべき4つのメリットについて詳しく解説していきます。

工数を半分以上削減できる

振込代行の最大のメリットは、圧倒的な工数削減効果です。

従来の支払い業務では、請求書の確認から実際の振込完了まで多くのステップが必要でした。

従来の支払い業務の流れ

  • 請求書の内容確認・照合
  • 支払い承認の取得
  • 振込先口座情報の入力
  • 金額の再確認
  • インターネットバンキングでの振込手続き
  • 振込完了の確認・記録

これらの作業を全て代行会社に委託することで、経理担当者の作業時間は半分以下に短縮されます。
実際に導入した企業の多くが「月末の残業時間が大幅に減った」と効果を実感しているのが現状です。

浮いた時間は、より付加価値の高い業務に振り向けることが可能。

財務分析や予算管理など、経営判断に直結する重要な業務に集中できるようになります。

人員不足でも締め切りを厳守できる

多くの企業が直面している人手不足の問題。

特に経理部門では、月末月初の支払い業務が集中する時期に人員が足りなくなるケースが頻発しています。

振込代行を利用すれば、社内の人員状況に関係なく支払い業務を継続できるのが大きな強み
担当者が急に休暇を取ったり、退職したりしても業務が滞ることがありません。

また、専門業者は複数のスタッフでチェック体制を構築しているため、個人の判断ミスや見落としも防げます。

支払い期日の管理も徹底されており、取引先との信頼関係を維持できるでしょう。

不正検知まで丸ごと委託できる

近年、企業の内部不正が社会問題となっています。

特に経理部門では、支払い業務を悪用した横領事件も発生。
社内での不正防止対策には限界があるのが実情です。

振込代行サービスでは、高度なセキュリティシステムと複数人によるチェック体制により、不正を未然に防ぐ仕組みが整っています
AIを活用した異常検知システムを導入している業者も多く、従来では発見困難だった巧妙な不正も察知可能です。

万が一不正が発生した場合の保険制度を用意している業者もあり、企業のリスク管理体制を大幅に強化できます。

入金サイクルが揃い資金繰りが安定する

振込代行を利用することで、支払い業務の標準化が進みます。

これまでバラバラだった支払いタイミングが整理され、資金繰りの予測精度が向上するのも大きなメリット。

代行業者が作成する支払い予定表により、将来の資金需要を正確に把握できるようになります。
これにより、無駄な資金調達を避けたり、余剰資金の運用計画を立てたりすることが可能です。

また、支払い実績データの蓄積により、季節変動や取引先別の支払いパターンも分析できます。

より精密な資金計画の策定に役立てられるでしょう。

振込代行を利用するデメリット

一方で、振込代行サービスにはいくつかのデメリットも存在します。

導入前にこれらの点を十分に検討し、自社にとって最適な判断を行うことが重要です。

手数料がかかる

振込代行サービスの利用には、当然ながら手数料が発生します。

多くの業者では、基本料金に加えて1件あたりの処理手数料を設定。
処理件数が多いほど、月々の支払額も増加します。

一般的な手数料の料金体系は、1件あたり250円~が多いです。

ただし、この手数料を「コスト」として捉えるだけでは適切な判断はできません。

重要なのは、削減される人件費や時間コストとの比較です。
多くの場合、月50件以上の処理であれば、代行手数料を支払っても総合的にはコスト削減につながります。

また、不正防止効果や業務品質の向上も含めて考慮すれば、投資対効果は十分に見込めるでしょう。

個人情報を外部に渡す必要がある

振込代行サービスを利用する際は、取引先の口座情報や支払い金額などの機密情報を外部業者に提供する必要があります。
これらの情報は企業の重要な資産であり、流出リスクを懸念する声も少なくありません。

そのため、委託先は慎重に選定することが極めて重要です。

以下のポイントを必ずチェックしましょう。

  • プライバシーマーク取得の有無
  • ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)認証
  • データ暗号化技術の採用状況
  • アクセス制限やログ管理の徹底度
  • 従業員の守秘義務に関する契約内容

信頼できる業者を選択すれば、自社で管理するよりもむしろ高いセキュリティレベルを実現できる場合もあります。

過度に心配する必要はありませんが、十分な検討は欠かせません。

振込代行の費用相場

振込代行サービスの導入を検討する際、最も気になるのが費用面でしょう。

ここでは、業界全体の料金相場を詳しく解説し、自社での導入判断に役立つ情報をお伝えします。

初期費用は3万円〜

振込代行サービスの初期費用は、業者やプランによって大きく異なります。
無料で始められるサービスから、3万円~の初期投資が必要なものまで幅広く存在します。

初期費用が高いサービスほど、充実したサポート体制や高度なセキュリティ機能を提供している傾向があります。
具体的には、専用端末の設置費用、システム連携の技術サポート、セキュリティ対策の強化などが含まれることが一般的。

ただし、初期費用の高さと機能の充実度は必ずしも比例しません。

月50件程度の処理であれば、無料または低価格の初期費用で十分な機能を提供するサービスも多数存在します。

導入時は「初期費用+年間運用費用」の総額で比較検討することをおすすめします。

1取引あたり250円〜500円

振込代行の核となる料金は、1件あたりの処理手数料です。

この手数料が、サービス選択の最重要ポイントとなります。

処理手数料の相場

  • 格安サービス:250円〜300円
  • 標準的なサービス:350円〜420円
  • 高機能サービス:450円〜500円

この手数料には、一般的に以下の費用が含まれています。

手数料に含まれるもの

  • 振込処理作業費
  • データ入力・確認作業費
  • 金融機関への振込手数料
  • システム利用料
  • 基本的なサポート費用

注意すべきは、表示されている手数料が「全て込み」なのか「振込手数料別」なのかという点

銀行の振込手数料(他行宛の場合600円程度)が別途必要なサービスもあり、最終的な負担額に大きな差が生じる可能性があります。

おすすめの振込代行サービス

振込代行サービスは数多くありますが、ここでは特におすすめできる3つのサービスをご紹介します。

それぞれ異なる特徴を持っているため、自社のニーズに最も適したものを選択してください。

ちょいサポ

ちょいサポ

ちょいサポ」は、フリーランスタックスが運営する総合的なバックオフィス支援サービスです。

振込代行だけでなく、人事や営業、クリエイティブ業務まで幅広くサポートしてくれるのが最大の特徴。

ちょいサポの主な特徴

  • 月額2.5万円からの低価格設定
  • 月10時間・1ヶ月から利用可能な柔軟性
  • 300社以上の事業推進実績による豊富なノウハウ
  • 支払い代行以外の業務も同時に依頼可能

支払い代行以外にも、事務業務を合わせて依頼できることから、人員不足の課題をトータルで解決できるのが大きなメリット。

小規模企業や創業間もない企業で、経理以外の業務も外注したい場合には特におすすめです。

専門性の高いプロフェッショナルが対応するため、単純な作業代行にとどまらず、業務改善の提案も期待できるでしょう。

ウェブフリコム

ウェブフリコム

ウェブフリコム」は、振込業務に特化したサービスで、特にコスト削減効果の高さで評価されています。

初期費用と月額基本料が無料という点も大きな魅力。

ウェブフリコムの主な特徴

  • 初期費用・月額基本料が完全無料
  • 振込手数料の大幅ディスカウント
  • データ伝送による一括処理機能
  • API接続による自動化対応

事前口座照会機能により振込ミスを防止でき、一括振込機能で大量の支払い処理も効率的に行えます。API接続によるシステム連携も可能で、既存の会計システムとの連動により更なる自動化を実現しています。

関連会社や部署・プロジェクト単位での利用にも対応しており、グループ企業での統一管理にも最適です。
専用カスタマーセンターによる充実したサポート体制も安心できるポイント。

特に月50件以上の大量処理を行う企業や、コスト削減を最優先に考える企業におすすめのサービスです。

経理系のフリーランス

個人のフリーランス経理担当者に依頼する方法も選択肢の一つ。

とにかく費用を抑えたい場合には最も効果的な手段となります。

フリーランスの主な特徴

  • 最も低コストで利用可能
  • 個別の要望に柔軟に対応
  • 経理全般の相談も可能
  • 長期的な関係構築による安定性

ただし、信頼できる人である必要があることは言うまでもありません。
個人情報や機密情報を扱うため、以下の点を必ず確認してください。

  • 経理実務の豊富な経験
  • 守秘義務契約の締結
  • 過去の実績・評価
  • 継続的な対応可能性
  • セキュリティ意識の高さ

個人に依頼する場合は、業務の引き継ぎ体制や緊急時の対応方法についても事前に取り決めておくことが重要です。

振込代行なら事務をまとめて外注できる「ちょいサポ」

300件以上の事業推進実績を誇るフリーランスタックスが運営する「ちょいサポ」は、月額2.5万円から利用できる、マーケティング・人事・営業・クリエイティブ・庶務業務といった幅広いバックオフィス業務のサポートサービスです。

「周辺の業務を依頼したい」「振込代行を依頼したい」といったニーズに対応し、月10時間・1ヶ月から柔軟にサポートが可能です。

「ちょいサポ」のサービス開始以来、「業務負担を減らしたい」「効率化が進まない」といった課題を抱える多くの企業様からご相談やご依頼をいただいています。

「ちょいサポ」では、こうしたお悩みに対して、貴社の要件にフルカスタマイズしたサポートを提供。

マーケティング部門の支援から、人事部門、クリエイティブ業務、庶務業務といった幅広い業務を、300社以上の事業推進を支援してきた経験豊富なプロが対応します。振込代行や業務代行をご検討の方は、「ちょいサポ」へお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
ちょいサポ 編集部
あらゆる専門事務をプロフェッショナル人材がサポートするサービス「ちょいサポ」の編集部。
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運営会社:日本エキスパートホールディングス株式会社
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